2014.06/09 [Mon]
自死者(自殺者)の魂はどこへ行くの? 実例と映画「かみさまとのやくそく」
このブログで、自死者について書いたことをきっかけに、
よく大切な方を亡くされた方からのご相談をいただきます。
その時、ほとんどの方が気にしているのが、故人がどうしているかということです。
故人の行き先は、ケースバイケースで一概には言えません。
それらについては、前の記事に書きましたので、お読みいただけたらと思います。
カテゴリー「自死者(自殺者)とその家族」
今日は実例として、自死を試みて、
臨死体験からこちらに戻ってきたある男性の話から、書かせていただきます。
◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆
自分で死のうと決めて入水した。
気づいた時には、真っ暗闇にいた。まったく何の光もない世界。
その中に漂っているうちに、
何もない苦しみはこれほどなのかと実感し、半狂乱状態になる。
それでも、何も状況は変わらない。
その暗闇にいた時間は、こちらの感覚では1年くらいの感覚だった。
その喩えようもないほど長い時間が過ぎたときに、
やっと、遥か彼方に微妙な光が見えた。
最初は目を疑ったが、それがだんだんと一日一日光が大きくなって行って、
最後にくっきり見えたときにそこに観音様が立っていた。
その観音様が、どん底にいる自分にも諦めずに光を当て続けていてくださった。
それは、本当に自分が体験したのか、夢を見たのかは正直わからない。
しかし、その観音様を見たときにすべてが救われた気がして、
さらに、観音様は諦めずに、遥か彼方にいるどんな人にも光を当てていて
くださったことに気づき、この観音様のお手伝いをしたいと心から思った。
そして気が付いたら、現実世界の病院にいた。
◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆◇◇◇◆
向こうの世界には、時間の流れがありません。
ですから、臨死体験によくあるように、ほんの5分ほどの時間の中に
とても多くの情報をもらったり、
中には1年余りを別の星で過ごしてきたという話もあります。
逆に、とてもとても長い年月同じところにいたのに、
それを2~3日に感じたと言う死者にも度々会います。
少し話が逸れましたが、
この方がいた真っ暗なところは、わたしにとってはなじみの場所です。
自死や深い後悔を持った人が自分の人生を振り返るために入る場所。
わたしは、「あの世の引きこもり部屋「と呼んでいますが、
映画「かみさまとのやくそく」の中では、「反省部屋」と呼んでいました。

映画の中で、前世やバースプログラムを覚えている子どもたちの会話に登場します。
自死した者は、反省部屋に入って自分のしたことを熟考する。
そこは、誰かに入れられるのではなく自らの後悔の念から入ってしまう。
自分の気が済んだとき、光の存在などに気づくことができ、そこから出られる。
これら、映画の中で子どもたちから語られていることは、
わたしが会った幾人かの自死者の状態ともとてもリンクするものです。
そこは、わたしたち訪問者の側からみると、
そこだけぽっかり切り取られた空間のような場所です。
奥行きや背景のない、他の場所と繋がりを絶ったかのような場所です。
たぶん周りには彼らをサポートしようとする存在がいるのですが、
彼らの接触を拒むバリアのようなエネルギーがあるのだと思います。
だから、助けることもできない。
ワークショップやカウンセリングで誘導させていただいた中でも、
そのようなところに入っていて、そこから出ようと促しても、
「もう少し、ここで考えたいから・・・」と、救出を拒まれる場合があります。
魂の中から自責の念を払拭し、新たな希望や目標を持ったとき、
初めてそこから離れる気持ちになれるのかもしれません。
実例として書かせていただいた方の場合、こちらの世界に戻って来たために、
そこにいる時に、ご自身が考えたことは覚えていないのだろうと思います。
それでも、観音様に気づくまでに、長い月日を感じています。
その間、暗闇の中で色々なことを懸命に考えていたのだろうと思うのです。
彼の場合は、観音様のお手伝いをしたいと心から思ったことで、
この世に戻されたのでしょう。
観音様は、人類救済の神と言われ、すべての人が成仏できるまで、
自分も成仏しないと誓いを立てたと言われているそうです。
その後、彼はそれに基づいた活動をされています。
そして、映画「かみさまとのやくそく」の中でも、
自死をしたものは、誰かの役に立つというお土産をもらってくるのだと
語られています。
ただ、少しだけ付け加えて置くと、
自死した者のすべてがこのような反省部屋に入るわけではありません。
普通に亡くなられた方と同じように向こうの世界に行く人もいます。
そこの違いは、行為自体ではなく、
自責の念が強かったかどうかが影響しているようです。
そして、本人が設定しない限り、地獄に落ちることはないと言うことも
付け加えておきましょう。
これらの知識の多くは、ブルース・モーエンのメソッドで知り得たことです。
この技術を使って、故人と会う、コミュニケーションを取ることも可能です。
ご興味のある方は、
ホームページ http://r.goope.jp/shigotansaku/menu よりごらんください。
自死を考えておいでの方へのお願い
このブログを閉じる前に、ぜひ関連記事を全部読んでみてください。
あなたの知らないことがあるかもしれません。
カテゴリー [自死者(自殺者)とその家族 ]
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それらについては、前の記事に書きましたので、お読みいただけたらと思います。
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自分で死のうと決めて入水した。
気づいた時には、真っ暗闇にいた。まったく何の光もない世界。
その中に漂っているうちに、
何もない苦しみはこれほどなのかと実感し、半狂乱状態になる。
それでも、何も状況は変わらない。
その暗闇にいた時間は、こちらの感覚では1年くらいの感覚だった。
その喩えようもないほど長い時間が過ぎたときに、
やっと、遥か彼方に微妙な光が見えた。
最初は目を疑ったが、それがだんだんと一日一日光が大きくなって行って、
最後にくっきり見えたときにそこに観音様が立っていた。
その観音様が、どん底にいる自分にも諦めずに光を当て続けていてくださった。
それは、本当に自分が体験したのか、夢を見たのかは正直わからない。
しかし、その観音様を見たときにすべてが救われた気がして、
さらに、観音様は諦めずに、遥か彼方にいるどんな人にも光を当てていて
くださったことに気づき、この観音様のお手伝いをしたいと心から思った。
そして気が付いたら、現実世界の病院にいた。
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向こうの世界には、時間の流れがありません。
ですから、臨死体験によくあるように、ほんの5分ほどの時間の中に
とても多くの情報をもらったり、
中には1年余りを別の星で過ごしてきたという話もあります。
逆に、とてもとても長い年月同じところにいたのに、
それを2~3日に感じたと言う死者にも度々会います。
少し話が逸れましたが、
この方がいた真っ暗なところは、わたしにとってはなじみの場所です。
自死や深い後悔を持った人が自分の人生を振り返るために入る場所。
わたしは、「あの世の引きこもり部屋「と呼んでいますが、
映画「かみさまとのやくそく」の中では、「反省部屋」と呼んでいました。

映画の中で、前世やバースプログラムを覚えている子どもたちの会話に登場します。
自死した者は、反省部屋に入って自分のしたことを熟考する。
そこは、誰かに入れられるのではなく自らの後悔の念から入ってしまう。
自分の気が済んだとき、光の存在などに気づくことができ、そこから出られる。
これら、映画の中で子どもたちから語られていることは、
わたしが会った幾人かの自死者の状態ともとてもリンクするものです。
そこは、わたしたち訪問者の側からみると、
そこだけぽっかり切り取られた空間のような場所です。
奥行きや背景のない、他の場所と繋がりを絶ったかのような場所です。
たぶん周りには彼らをサポートしようとする存在がいるのですが、
彼らの接触を拒むバリアのようなエネルギーがあるのだと思います。
だから、助けることもできない。
ワークショップやカウンセリングで誘導させていただいた中でも、
そのようなところに入っていて、そこから出ようと促しても、
「もう少し、ここで考えたいから・・・」と、救出を拒まれる場合があります。
魂の中から自責の念を払拭し、新たな希望や目標を持ったとき、
初めてそこから離れる気持ちになれるのかもしれません。
実例として書かせていただいた方の場合、こちらの世界に戻って来たために、
そこにいる時に、ご自身が考えたことは覚えていないのだろうと思います。
それでも、観音様に気づくまでに、長い月日を感じています。
その間、暗闇の中で色々なことを懸命に考えていたのだろうと思うのです。
彼の場合は、観音様のお手伝いをしたいと心から思ったことで、
この世に戻されたのでしょう。
観音様は、人類救済の神と言われ、すべての人が成仏できるまで、
自分も成仏しないと誓いを立てたと言われているそうです。
その後、彼はそれに基づいた活動をされています。
そして、映画「かみさまとのやくそく」の中でも、
自死をしたものは、誰かの役に立つというお土産をもらってくるのだと
語られています。
ただ、少しだけ付け加えて置くと、
自死した者のすべてがこのような反省部屋に入るわけではありません。
普通に亡くなられた方と同じように向こうの世界に行く人もいます。
そこの違いは、行為自体ではなく、
自責の念が強かったかどうかが影響しているようです。
そして、本人が設定しない限り、地獄に落ちることはないと言うことも
付け加えておきましょう。
これらの知識の多くは、ブルース・モーエンのメソッドで知り得たことです。
この技術を使って、故人と会う、コミュニケーションを取ることも可能です。
ご興味のある方は、
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