『リトリーバル』 ５ ～信念・観念を変える～

人は誰しも、自分を取り巻く環境や周りからの影響を　受けて成長して行きます。
そして、その中でいろいろな経験を重ね、様々な信念や観念を形成していきます。
また、過去世から影響を受けている場合もあると、前回お話しましたね。

そういった　私たちが 現世で知らず知らず抱いている信念や観念は、
時代や国、風習などで大きく違い、また、置かれている状況にも 強く作用されます。
信念や観念は、人の価値観の基となります。
それは正に、千差万別、一人一人かなり違うのです。

違うことに 問題はないと思います。
ただ、人に対するとき、「違うんだ！」 ということをちゃんと意識することができれば、
考えを押し付けることなく、柔らかに人に対することが出来ますね。
そうありたいと、私も日々思いながら、失敗を重ねています。
それってとっても簡単そうで、難しいことなんです！

そして、信念や観念が その人の魂の向上を 大きく妨げてしまうことも多々あるのです。

よく、 「トラウマ」 などと言いますが、誰しも よく理由のわからない苦手や癖を持っているものです。
人に言われて初めて気付いたりすることもあり、ましてや 原因を見つけるのは至難の業です。
原因がわかっても、自分でそれを克服し変えるのはとても難しいことです。

そういう自分ではなかなか解決しにくい困った部分の原因を探り、
その素になる体験（過去世或いは、現世での）を見つけると、
そこにあなたの思念がそのまま置き去りになっていることがあるのです。

それらを　『リトリーバル』或いは、取り戻すことにより、
より魂（人間としても）の向上がスムーズに行くようになるのです。

もちろん、全てが、『リトリーバル』により、解決できるわけではありません。
たとえば、それが今世の重要な課題であり、自ら気付く必要がある場合、
その人に許される自由度の範囲内で、直接魂の向上に関与しない場合、
また、原因が過去の思念によるものでない場合などは、『リトリーバル』 はできません。

また、『リトリーバル』 によって、今までの信念・観念が変わり、
一時的に、信念体系クラッシュ （人格の崩壊） が起こることもあります。
涙が止まらなかったり、鬱に似た症状や、無力感、やたら眠い、だるいなどの
症状が出ることがありますが、長くても１～２週間の中には回復するでしょう。
上手く対処すればもっと早くよくなります。

『リトリーバル』 は、自分だけでなく、他の人に応用することも可能ですから、
切羽詰っている人や、全くスピリチュアルなことを信じてくれない人には、有効かもしれません。
もちろん、その場合も、その人のことを 愛を持って考え、
ガイドやヘルパーの 指示に従い行うことが、最低限必要です。
もし仮に悪意を持ってそのような行為を行えば、そのつけは 何らかの形で戻ってくるでしょう。
それが、 「愛の法則」 であり、 「宇宙の法則」 です。

何をしたかだけでなく、
どんな思いでその行為を行ったか、しっかり伝わっているのですから！

詳しいことは、今後予定している私のセミナー、
あるいは、３月の行われる　ブルース・モーエン　のワークショップ　の
「アドバンスコース」 で学ぶことができるでしょう。

ちょっと難しい内容の 『リトリーバル』 編にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
さて、次回からは、もっと身近なテーマで綴って行きたいと思っています。
みなさんにお伝えしたいことは、まだまだ　たくさん、たくさんありますから・・・


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