2010.08/15 [Sun]
戦争と幸せ
今日は、終戦記念日です。
あれから、65年になるそうです。
あるテレビ番組で、「今、幸せですか?」 と言う質問をしていました。
都内各所、終戦日なので、靖国神社なども入れてインタビューしていました。
100人中、幸せが85人、不幸せが15人、という結果でした。
人数的には、町を元気に歩いている人ですから、
もっともな数字かなと思います。
興味深かったのが、インタビューでの幸せ、不幸せの理由。
もちろん、今の自分にとっての理由であるのは、
質問の仕方から当然と思いえるのですが、
そこにも、幾つかの 幸せの基準 があります。
①何かと比較して
たとえば戦争経験者は、「あの時からみれば、各段に幸せな時代」 という認識があり、
そうでなければ、「亡くなった方たちに申し訳ない」 という気持ちがあるでしょう。
自分が生まれた頃より、物質的にはるかに裕福な生活をしていると思う人もいるでしょう。
あるいは、「食べることに苦労しなくてよい、日本という恵まれた国に住んでいる」
ということを、あげる人もいます。
このように、考える人がいるのを思うと、
あながち戦争も悪のみとは言えない気がします。
苦しみを体験して初めて知ることのできる幸せもあるのかもしれませんね。
②同じ比較でも、もっと個人的な比較の仕方
知り合いの~~さんより、
仲良く暮らしている、収入が多い、いい車を持っている、子どもがいるなど、
比較の対象は様々で、物質的なことばかりではなく多岐に渡ります。
でも、その人の頭の中に比較する具体的人物が浮かんでいます。
あるいは、自分の過去と比較している人もいるでしょう。
あの頃よりは・・・と言う思いは、誰でも持つものです。
③人間関係
一番多いのが、「家族と良い関係を保てている」
あるいは、「学校や職場での人間関係が良好」 などです。
また、「何でも話せる友人がいる 」 なんてのも、あったら素敵ですね。
ここは、かなりスピリチュアルな要素が多い部分でしょう。
④物質的豊かさ
お金や収入を含め、「~~を持っている、~~ができることが幸せ」
と答える人は、多いです。
自分自身そう思っている場合もありますし、何より、聞き手にわかりやすいという
瞬時の判断で、そう答える人も多いだろうと思います。
あるいは、自分にそう言い聞かせるように答えている人もいるように感じました。
⑤未来への展望
これを、「不幸せ」 の理由としてあげている人が多かったのは、
悲しいことです。
そういう時代なのでしょう。
自分の幸せな未来像を描けなくなっている人が多いのだと思います。
高度経済成長・バブルの時代には、みな、夢とも思える理想を現実的に掲げ、
叶うような気になって、幸せを感じていただろうと思います。
物質的展望として、それは明らかに望めない今、
私たちは、どこにどのように「幸せな未来を描いたらよいか」 を
問われている気がします。
皆さんは、どう思いますか?
そして、年配の人より、若い人の方が幸せでないと感じているようです。
それは、この先長く生きていく不安があるだろうと思いますし、
また、戦争を始めとする苦しい出来事を経てきた人の感じ方と、
幸せが当たり前で生きてきた世代とのものの捉え方の違いがあるでしょう。
これは、これから苦しい時代が来るかもしれないという不安に対して、
若い人にとっては、未知の恐怖であり、
戦争を経験している人にとっては、それを乗り越えて生きてきた経験があるから
どうにかできるという想いがあるのかもしれません。
そしてこれからは、前にも何度もお伝えしてきたように、
自分で未来を創る時代になる と、わたしは感じています。
それがどういうことかは、
ぜひ、 「未来を創る」シリーズ を、カテゴリーからクリックしてお読みください。
また、実際には、いくつかの理由が複合的にあるだろうと思います。
そして、この中に当てはまらない幸せの理由もあるでしょう。
ぜひそれを探してみてください。
その中に、本当の幸せを知る手がかり があるでしょう。
本当の幸せは、これだよと示してあげられるものではなく、
心の中にふと芽生えるものだからです。
戦争も、それに気付くためのひとつの経験かもしれませんね。
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あれから、65年になるそうです。
あるテレビ番組で、「今、幸せですか?」 と言う質問をしていました。
都内各所、終戦日なので、靖国神社なども入れてインタビューしていました。
100人中、幸せが85人、不幸せが15人、という結果でした。
人数的には、町を元気に歩いている人ですから、
もっともな数字かなと思います。
興味深かったのが、インタビューでの幸せ、不幸せの理由。
もちろん、今の自分にとっての理由であるのは、
質問の仕方から当然と思いえるのですが、
そこにも、幾つかの 幸せの基準 があります。
①何かと比較して
たとえば戦争経験者は、「あの時からみれば、各段に幸せな時代」 という認識があり、
そうでなければ、「亡くなった方たちに申し訳ない」 という気持ちがあるでしょう。
自分が生まれた頃より、物質的にはるかに裕福な生活をしていると思う人もいるでしょう。
あるいは、「食べることに苦労しなくてよい、日本という恵まれた国に住んでいる」
ということを、あげる人もいます。
このように、考える人がいるのを思うと、
あながち戦争も悪のみとは言えない気がします。
苦しみを体験して初めて知ることのできる幸せもあるのかもしれませんね。
②同じ比較でも、もっと個人的な比較の仕方
知り合いの~~さんより、
仲良く暮らしている、収入が多い、いい車を持っている、子どもがいるなど、
比較の対象は様々で、物質的なことばかりではなく多岐に渡ります。
でも、その人の頭の中に比較する具体的人物が浮かんでいます。
あるいは、自分の過去と比較している人もいるでしょう。
あの頃よりは・・・と言う思いは、誰でも持つものです。
③人間関係
一番多いのが、「家族と良い関係を保てている」
あるいは、「学校や職場での人間関係が良好」 などです。
また、「何でも話せる友人がいる 」 なんてのも、あったら素敵ですね。
ここは、かなりスピリチュアルな要素が多い部分でしょう。
④物質的豊かさ
お金や収入を含め、「~~を持っている、~~ができることが幸せ」
と答える人は、多いです。
自分自身そう思っている場合もありますし、何より、聞き手にわかりやすいという
瞬時の判断で、そう答える人も多いだろうと思います。
あるいは、自分にそう言い聞かせるように答えている人もいるように感じました。
⑤未来への展望
これを、「不幸せ」 の理由としてあげている人が多かったのは、
悲しいことです。
そういう時代なのでしょう。
自分の幸せな未来像を描けなくなっている人が多いのだと思います。
高度経済成長・バブルの時代には、みな、夢とも思える理想を現実的に掲げ、
叶うような気になって、幸せを感じていただろうと思います。
物質的展望として、それは明らかに望めない今、
私たちは、どこにどのように「幸せな未来を描いたらよいか」 を
問われている気がします。
皆さんは、どう思いますか?
そして、年配の人より、若い人の方が幸せでないと感じているようです。
それは、この先長く生きていく不安があるだろうと思いますし、
また、戦争を始めとする苦しい出来事を経てきた人の感じ方と、
幸せが当たり前で生きてきた世代とのものの捉え方の違いがあるでしょう。
これは、これから苦しい時代が来るかもしれないという不安に対して、
若い人にとっては、未知の恐怖であり、
戦争を経験している人にとっては、それを乗り越えて生きてきた経験があるから
どうにかできるという想いがあるのかもしれません。
そしてこれからは、前にも何度もお伝えしてきたように、
自分で未来を創る時代になる と、わたしは感じています。
それがどういうことかは、
ぜひ、 「未来を創る」シリーズ を、カテゴリーからクリックしてお読みください。
また、実際には、いくつかの理由が複合的にあるだろうと思います。
そして、この中に当てはまらない幸せの理由もあるでしょう。
ぜひそれを探してみてください。
その中に、本当の幸せを知る手がかり があるでしょう。
本当の幸せは、これだよと示してあげられるものではなく、
心の中にふと芽生えるものだからです。
戦争も、それに気付くためのひとつの経験かもしれませんね。





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